Joomla! 2.5 おすすめ拡張(機能アップ編)

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Joomla!は日本では人気ありません。1.5よりあとのバージョンでは複雑になりすぎ、一般の人がサイトを構築するにはやや重すぎます。ですから、世界的な人気も落ちています。

しかしながら、Joomla!の拡張については、アクセスがあります。当サイトでは、無くなってしまった過去の記事に対し、未だにアクセスが続いています。

そこで、今回新たに、拡張をおすすめしましょう。3.0が実用段階になるまであと一年です。それまではお役に立つでしょう。

なお、前回の記事と異なり、細かいインストール方法は紹介していません。

Akeebaバックアップ

サイトを運営するならば、必須です。最近は別のバックアップシステムも人気を集めつつありますが、この拡張の安定性は抜群です。

日本語設定ファイルもダウンロード可能です。

Adminツール

Joomla!の管理者側のサポートツールです。Joomla!がまだ1.5の時に開発が始まっていますので、現状の2.5以上のバージョンの機能と一部重複する部分もあります。

特にインストールに失敗し、自動アップデートができないとかで悩んでいる方、「パーミッションの設定」をお試しください。(拡張のインストールが出来る場合はですよ。:D )

色々多機能で、日本語設定ファイルもダウンロードできます。

特筆すべきはAkeebaバックアップと作者さんが一緒です。両方とも「コミュニティーチョイス」として選ばれていますから、たいしたものです。

Localise

Joomla!は他国語に対応しており、翻訳ファイルを用意すれば、通常日本語で表示できます。(Joomla!の仕組みを使用して表示するものは日本語に出来ますが、使っていないものはできません。表示している部分をコードの中から見つけ出し、直接変更します。)

ただ、この翻訳ファイルは色々なディレクトリーに設置されるため、見つけ出すのも管理も大変です。

そこで、この拡張を利用すると、対応している拡張やJoomla!本体の出力文字列を日本語で表示できます。

また、既に日本語に翻訳されている部分であっても、その言葉が気に入らなければ、サイトにぴったりする言葉に変更することもできます。

JComment

Joomla!のコメントシステムでは、一番息が長く、支持され続けている拡張です。

日本語ファイルもデフォルトで用意されておりますので、使いやすさも抜群です。

ただし、数年前と異なり、コメントシステムを付ける必要性がSEO的には少なくなったため、コメント拡張自体が少なくなってきています。スパムコメントを残しておくとGoogleなどからは嫌われます。また、個人や団体に対する批判的なコメントを載せておくと、管理者として名誉毀損の幇助になる可能性もあります。使用するのであれば、きちんと管理しましょう。

JCEエディター

Joomla!の中では一番定番です。高機能で、細かい設定も可能です。

ただ、それが面倒です。そして、最近はレスポンシブデザインのサイトも増えてきており、そうしたサイトでは表示が乱れるため、ユーザーサイドではあまり使用をおすすめしません。自分で記事を書く時のため、管理者サイドで使用することをお勧めします。

CKエディター

このエディターも人気を博してきています。日本語化もされています。

表示も機能もシンプルです。そのおかげで、レスポンシブのサイトでモバイル表示のサイズでも、うまくアイコンの配置を調整すればきれいに表示できます。高機能のJCEなどtinymce系エディターと異なり、表示が乱れません。

ですから、最近のサイトでしたら、これをユーザー側で使うのも一手です。

Flexi Custom code

モジュールです。HTMLのみならず、PHPやJavascritpなども記述できます。

同様な機能を含んでいる複雑な拡張もありますが、とてもシンプルで使いやすいモジュールです。

ログインしていないゲストだけに対して表示する設定も可能ですので、ゲストに対してだけ広告を表示するなんてことも簡単にできます。

Advanced Module Manager

無料版と有料版になっていますが、無料版でも結構使える、モジュールの表示を細かく調整できるプラグインです。

例えば、カテゴリーの一覧かブログ表示をメニューに設定した場合、このメニューアイテムにモジュールを割り付けると、当然ながら一覧/ブログ表示とカテゴリーに所属している各記事両方で表示されます。それを一方だけに表示したい場合、このモジュール管理プラグインで実現できます。

欠点は、一部の拡張と衝突が起き、それらの拡張ではオプションが上手く設定できなくなることです。管理者サイドで独自の設定ページを表示している拡張で起きます。そのような場合は、この拡張を一時的に非公開にし、目的の拡張の設定を済ませたあとで、公開に設定することで回避できます。

Kunenaフォーラム

いまや、Joomla!の無料拡張で機能が充実しているのは、このKunenaだけになりました。一時は多くの無料フォーラム拡張がありましたが、今時フォーラムを使用する人は少ないですからね。

フォーラムはメインのコンテンツになりません。ですから、衰退しています。

よほどアクセスのあるサイトでない限り、設置しないほうがベターです。確実に過疎ります。逆に人気があるサイトでは管理の問題が起きます。ですから、使い所がむずかしいのです。

(まだ、続きます。)