KDEの時計のカレンダーの右の気になるスペース

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LinuxでKDEをディスクトップとして使用していると、たいてい右下には時計が表示されます。その時計をクリックすると、カレンダーが表示されます。

カレンダーの右側には空欄があり、どうやらデザイン的にはスケジュールが表示されるようなのですが、使い方が分かりませんでした。

Googleのカレンダーにおいているスケジュールを表示させようと思い、数週間前に成功したので、そのネタです。

何が表示されるのか

この領域は、KDEのスケジュール管理ソフトである、KOrganizerのスケジュールが表示されます。スケジュール管理はローカルだけで良いという場合、これを使用するだけです。

これには、他のソフトからの情報をインポートしたり、Googleカレンダーと連携する機能もあります。

グループスケジュール

この機能を見つけるのが面倒でしたが、メニューの「全般」、「カレンダー」と進んでください。

右の"追加"ボタンを押すと、連携機能が選択できます。"Google Calenders and Task"を選びます。後はOAuthの認証となり、認証後に連携する項目のセッテをすれば、GoogleカレンダーのスケジュールがKOrganizerにも表示されるようになり、デスクトップの時計をクリックすれば、最新のスケジュールから表示されるようになります。

認証が絡むため、キーの管理システムであるKDEウォレットが有効になっていないと、この連携機能は使用できないようになっています。自分でパスワード管理を行っている場合、KDEウォレットが動くと起動時やパスワードへのアクセス時にウォレットがウォレットのパスワードを確認するため、いささか面倒ですが、動作させないと連携できません。

KDEウォレットは大抵、「(KDE)システム設定」、「アカウント詳細」から管理できます。有効にするには、「KDEウォレットサブシステムを使う」にチェックを入れます。

これで、余計なソフトを起動しなくても、無駄なスペースも使わずGoogleカレンダーのスケジュールを表示できます。