Laravel4 テスト本は、本当にオススメです

タグ: Laravel4   テスト志向  

宣伝のようですが、現状まだ半分しか訳していませんので、宣伝のつもりはありません。実際、荒訳の段階から公開するのは、汚れた下着を見せるのと似ています。ピカピカの完成されたものでありません。推敲もしていません。それでも、一刻でも早く読みたい方々のために、出版公開しています。(追記:現在は2回目の推敲が終了しています。もう一度、推敲し、正式版とします。)

Laravel Testing Decoded 日本語翻訳版

内容はユニットテストの本です。テスト駆動開発や、振る舞い駆動開発に関する内容をLaravel4に合わせて、まとめたものです。

原書もLaravel4と同日にリリースされたばかりですし、翻訳版は今のところ日本語版しか出ていません。他の言語の翻訳担当者は完成してからリリースするようです。(もしくは、翻訳を諦めたのでしょう。)

書いたのはアメリカの有料チュートリアルサイト、Nettus+のリードチューター、最近肩書きが変わったようですが、内部の開発も行なっているJeffrey Way氏です。

Laravelについてある程度スキルがある、もしくは大抵のフレームワークなら使えるレベルの方で、テストに関する主題に興味をお持ちの方向けの内容です。テスト周りの知識をさらっと説明しているので、悩まなくて済みます。学習者が陥りがちな罠についても、解説しています。

PHPフレームワークもテストも知らない人が読んでも、理解できないでしょう。もし、LaravelとPHPのテストの両面に興味をお持ちであれば、ますLaravel本体について学ぶことをおすすめします。

しかし、PHPはバッチリ、フレームワークならたいていOK、Laravelはテストがやりやすいと聞いたけどいったいどんなふうなのか知りたい方にとっては、一冊に知りたい内容がまとまっていますので、とても便利です。

正直、私はプロフェッショナルではありませんが、Laravel4のテスト周りの便利さについて、もっと紹介記事を書こうと思っていました。しかし、この本によくまとまっているので、どうしようかと迷っているところです。書こうと思っていた内容とだいぶダブル部分が多いためです。先を越されてしまったなと思っています。

PHPのテストに関しては、うるさ方で頑固プログラマーとして有名なChris Hartjes氏が「私はLaravelユーザーではないが、この本は全てのPHPユーザーが読むべき本である」とツイートで紹介していました。実際、半分はLaravel4固有の内容ですが、半分はフレームワークに関係なく、PHPにおけるテストに関する内容です。

個人的には、本格的にLaravel4を業務に使用する人であれば、一冊手元においておいて損はないと思います。特にJefferyが自分でテストのために開発したパッケージを紹介していますので、より簡単にテストするためのアイデアを得ることができるでしょう。(業務でもバリバリ使いこなしている方であれば、たぶん自分と似たようなことをしているなと、納得してもらえるかも知れません。その場合は、周りの方々に勧めてスキルアップをしてもらってください。)

また、本格的な開発を行い方、もしくはLaravel4のコアにも貢献したい方などにもおすすめできます。どちらもユニットテストが欠かせません。

(追記:推敲も2回終わり、ここまでの感想です。最初、電子本に15ドルはちょっとと思いましたが、この本で得られる実践的な考え方は、テストに不慣れな方、テスト駆動開発に興味がある方であれば、十分にもとが取れるでしょう。仕事でこうしたスキルが必要なのに、身についていない方でLaravelを使ってみようと思っている方にもピッタリです。訳していて、楽しかったですよ。)